神奈川大学駅伝チーム第46回神奈川スポーツ賞を受賞

113日文化の日に神奈川県民ホールで開催された第46回神奈川文化賞・スポーツ賞贈呈式で、神奈川大学駅伝チームが表彰された。この賞は、学術・芸術など神奈川の文化の向上に寄与した人と、全国レベルの大会で優勝した神奈川県内のスポーツ選手に贈られるもの。今年の文化賞は文学の中野孝次さん、画家の江見絹子さん(作家の荻野アンナさんのお母さん)らに贈られ、スポーツ賞は、神大駅伝チームのほか、レスリングの三宅靖志選手(東海大)、剣道の宮崎正裕選手(神奈川県警)らが受賞した。神大は昨年の全日本大学駅伝と今年の箱根駅伝の優勝が認められて、受賞した。贈呈式には、工藤総監督と前日全日本大学駅伝で1区区間賞を取り、2連覇に貢献した高津智一選手が出席。神奈川新聞社長から表彰状と記念のトロフィーが贈られ、ひときわ大きな拍手が湧き起こった。

 

表彰される前にインタビューを受ける高津選手。

インタビューで「トップを走っていて何を考えていますか?」と聞かれて、「自分で設定したタイムどおり走っているかどうか、他の選手がどういう顔色か、後半の勝負どころをどこに決めるか、などを考えながら走っています。」とにこやかに答えていた。

同じくインタビューを受ける工藤総監督。

「昨日の全日本2連覇おめでとうございます。感想は?」と聞かれ、「選手達が努力している姿を見て、かなり行けるという感触は持っていました。」と答えた。また「神大がめきめき強くなった要因は?」との問いに「古くからの先輩達が培った力が根底にありますが、恵まれない状態だったものを、10年前から復活を目指して環境の整備を一段一段やってきた成果が実ったのだと思います。今度の箱根も、去年と同様全日本で優勝した勢いで学生達も走ってくれると確信しています」と語った。